腎臓内科

腎臓内科とは、腎臓の働きに関わる病気を中心に、早期発見と進行の抑制を目的とした診療を行う診療科です。
慢性腎臓病は、原因となる病気に関係なく、腎臓の働きが長い時間をかけて低下していく状態を指します。慢性腎臓病の患者さまは増えていますが、初期はほとんど自覚症状がなく、気づかないまま進行し、腎不全に至ることもあります。
健康診断で尿検査や血液検査から腎臓の状態を定期的に確認し、早期発見・早期治療につなげることが大切です。高血圧や糖尿病、肥満などがある方は特に注意が必要なため、腎臓の詳しい検査や生活習慣病の管理に取り組みましょう。
このような症状の方はご相談ください
- 尿にたんぱくや血が混じる
- 足や顔がむくむ
- 尿の量が増える、または減る
- 血圧が高い
- 身体がだるく、疲れやすい
- 夜中に何度もトイレに行く
対応する主な疾患例
- 慢性腎不全、慢性腎臓病、糖尿病性腎症、高血圧性腎症の保存期治療(透析療法導入までの期間の延長を目的として行います)
- たんぱく尿、血尿の診断・治療
- 高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症など生活習慣病の診断・治療
- 風邪、頭痛、胃腸疾患などの一般内科疾患
慢性腎臓病(CKD)

慢性腎臓病とは、腎臓の働きの低下や、たんぱく尿などの異常が3ヵ月以上続く状態の総称です。年齢が高くなるほど多い傾向があり、日本の成人の8人に1人があてはまると考えられています。
進行すると、人工透析や腎移植が必要となる場合や、心臓や脳の血管の病気につながることがあります。
糖尿病や高血圧、たばこなども関係しているため、食事の見直しや適度な運動、禁煙など生活習慣の改善に取り組むことが大切です。早い段階で見つけて治療を始めることで、進行を抑えられる場合があります。
慢性腎臓病になりやすい方
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、または肥満の方
- 高齢の方
- 近親者に慢性腎臓病の方がいる
- 膠原病、尿路感染症、尿路結石などの病気を患っている方
- 過去に腎臓の病気にかかったことがある方
- 健診などでたんぱく尿を指摘されたことがある方
- 鎮痛剤や抗炎症剤などの薬を服用している方
高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病は、心臓や脳などの血管に障害を起こす因子となり、全身に関わる病気と深く関係しています。
腎臓には心臓から出た血液のおよそ5分の1が流れ込むとされ、多くの血管を使って血液をろ過し、身体に必要な水分や塩分の調整、老廃物の排出を行っています。血管の障害が腎臓にも起こると、これらの働きが低下し、腎不全へと進行していきます。また、腎機能低下は、ほかの臓器にも影響を与えることがあります。特に心臓とは「心腎連関」と呼ばれる相互作用があり、一方の機能が低下すると、もう一方にも影響する悪循環に陥ることがあります。
たんぱく尿・血尿

尿には健康な方でもごく少量のたんぱくが含まれていますが、一定量を超えるとたんぱく尿と判断されます。健診で指摘された場合は、一時的な変化か病気によるものかを見分けることが大切です。
運動後や発熱時などに出るものは経過観察となる場合もあり、別の日に再検査を行います。
一方で、腎臓や尿の通り道の病気が原因となることもあります。
血尿も重要なサインで、目で見て分かるものと、検査で見つかるものがあります。症状がなくても、受診をご検討ください。
健診や検尿で
「血尿」と
言われた場合
- 考えられる主な原因
- 一過性血尿:風邪、発熱、激しい運動のあと
- 糸球体性血尿:IgA腎症など
- 尿路感染症:膀胱炎、腎盂腎炎など
- 悪性腫瘍:膀胱がん、腎がんなど
- 前立腺疾患:前立腺肥大症、炎症など
- 外傷:打撲や事故
- 尿路結石:腎結石、尿管結石など
まず詳しい尿検査を行い、必要に応じて尿細胞診や超音波検査で調べます。
目で見て分かる血尿や、たんぱく尿を同時に認める場合は、状態に応じた対応が必要となる場合があります。
健診や検尿で
「たんぱく尿」と
言われた場合
- 考えられる主な原因
- 生理的たんぱく尿:風邪や発熱、激しい運動のあとに一時的にみられる
- 起立性たんぱく尿:立っている時間が長いときに出やすく、安静時にはみられにくい
- 糸球体性たんぱく尿:慢性腎炎や糖尿病性腎症など、腎臓の病気でみられる
- そのほかのたんぱく尿:尿細管の異常や筋肉の障害、尿路の病気に伴って出る
再検査や超音波検査を行い、必要に応じて血液検査などを行います。
原因がはっきりしない場合には、入院して腎臓の一部を調べる検査を行うこともあります。
自費診療料金表(税込)
慢性腎臓病(CKD)検診
慢性腎臓病は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病と関係し、少しずつ腎臓の働きが低下していく病気です。
症状が出にくいため、定期的な検査で腎臓の状態を確認し、早めの対応で進行抑制につなげることが大切です。
| 尿検査、超音波検査、採血 | ¥5,000 |
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※初診料・再診料は含まれています。自覚症状がある場合は、保険診療で対応できるため、まずはご相談ください。
