・腰痛、肩こり、膝痛、骨粗しょう症、痛風、打撲、捻挫、骨折など
・骨密度検診
隔週土曜日に整形外科専門医の診察もあります
当院では、膝痛、腰痛、五十肩、むちうちなどでお困りの方の治療やリハビリを行っております。
まず安静と投薬や注射といった痛みをとる治療が中心になりますが、温熱療法(ホットパック、マイクロ)や牽引療法によるリハビリを併用することで、より治療効果が高まります。
- 温熱療法温めることで筋肉の緊張を和らげ、循環が良くなることで痛みの軽減を図ります。
- 牽引療法腰椎と頚椎の牽引があり、神経を圧迫している場合や椎間板ヘルニアなどの症状に有効です。
骨粗鬆症とは、骨の強度が低下して、骨折の危険性が増大した状態です。
全身の骨は生涯にわたって合成と分解を続けていますが、高齢の方、特に閉経後の女性では骨の合成が低下するとともに分解が進むことで骨の量が減少していきます。50歳以上の女性では20%以上の方が骨粗鬆症の状態であるとも言われています。骨量・骨の強度が低下することにより、背骨、大腿骨頚部、上肢などの骨折が生じやすくなります。背中が曲がって身長が低下している方の多くは、骨粗鬆症による背骨の骨折が生じていると考えられます。
骨粗鬆症に伴う骨折は、寝たきりや日常生活の機能低下の原因となります。できるだけ早く治療や骨折予防対策を始めましょう。適切な治療を行うことで、骨密度の低下をくい止め、転倒などによる骨折の発生率を低下させることが可能です。
骨粗鬆症危険度チェック
- 50歳以上である
- 閉経した
- 最近2センチ以上身長が縮んだ。
- ちょっとしたことで骨折したことがある。
- 牛乳、乳製品、納豆などが嫌いだ。
- 定期的な運動をしていない。
- たばこを吸っている
- アルコールを飲む
- 胃や腸の手術をしたことがある。
- ステロイドを使っている、使ったことがある。
上で2つ以上当てはまる人は危険度があります。一度検査の受診をお奨めします。
骨粗鬆症検査方法
- 骨密度の測定
- 骨密度とは、骨の強さを判定するための尺度の1つです。骨密度の測定法には次のようなものがあります。当院ではX線を使って、手の骨と厚さの異なるアルミニウム板とを同時に撮影し、骨とアルミニウムの濃度を比べることによって測定しています。
- レントゲン検査
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主に背骨(胸椎や腰椎)のX線写真を撮り、骨折や変形の有無、骨粗しょう化※の有無を確認します。骨粗鬆症と他の病気とを区別するためにも必要な検査です。
※骨に、鬆(す)が入ったようにスカスカになること - 身長測定
- 25歳のときの身長と比べどのくらい縮んでいるかは、骨粗しょう症の指標になります。
痛風とは、足の親指のつけ根などの関節に炎症を起こして、強い痛みを伴う病気です。血液中の尿酸値が高いと、関節に尿酸の結晶がたまり、突然強い炎症を起こします。発作的な痛みの症状がおこるため、痛風発作と呼ばれています。発作が続くと足首や膝の関節までも痛み始め、発作の間隔が次第に短くなり、関節を破壊していきます。男性に圧倒的に多い病気です。原因は血液中の尿酸値が上がるために起こります。プリン体という食べ物に含まれている物質を多くとると、血液中の尿酸値が上がります。痛風発作の原因は、尿酸の結晶に対して、白血球が反応し炎症をおこすためです。
検査には
血液検査で血液中の尿酸値が7mg/dl以上かどうか調べます。痛風発作中の炎症が強い時には、尿酸値がやや下がる傾向がありますので、炎症がある程度治まってから検査をしないと、わからないこともあります。炎症の程度や、腎臓の障害の有無なども、血液検査で調べます。安定していたら、通常は3ヶ月に1度血液検査をします。高尿酸血症の原因が産生過剰か排泄低下を調べるため、尿中の尿酸排泄量を調べることもあります。
治療における注意点
痛風の治療法は薬物療法が中心になります。痛風は、状態により、前兆時、発作時、間欠期に分けられ、治療法が異なります。
通常は1週間前後で痛みは治まってきますが、しばらくすると症状が全くなくなります。半年から1年くらいたつと、同じような発作を繰り返すことがありますので、油断は禁物です。痛風の薬を飲み始めても、食事療法、運動療法によって、薬を飲まなくても尿酸値が正常になり薬をやめることができることもあります。症状がなくなると、薬の内服を中断してしまう方や飲んだり飲まなかったりする方もいらっしゃいますが、尿酸値が高い状態が続いたり、尿酸値が上がったり下がったり変動すると、痛風発作が起こりやすくなります。定期的に検査をして、薬を内服して尿酸値をコントロールする必要があります。